〇電子書籍「体育館の殺人」
(2012年10月発表、2015年3月文庫・電子版 青崎 有吾 著)
―あらすじ―
高校の旧体育館で、放送部の生徒が刺殺された。
放課後直後で激しい雨が降り、旧体育館は密室状態!?
警察は、早めに授業が終わり、ただ一人現場にいた女子卓球部の生徒の犯行だと決めてかかるが、、、。
卓球部員・柚乃は、嫌疑をかけられた部長のために、”内緒で校内に暮らしている?”、”学内随一の天才?”、”アニメオタクの駄目人間?”、と噂のある裏染 天馬に報酬をちらつかせて、真相の解明に挑む。
―雑 感―
なんのひねりもない題名から、失礼ながら期待しないで拝読。
まさか、「読者への挑戦」があるミステリーとは。
久しぶりに”連続ではない”ひとつの事件を解決する物語を読んだ。
ミステリーの基本スタイルでしっかりと読ませ、どんでん返しというか犯人+αまで描かれているとは。
派手な描写はないが、良作を読んでちょっと得した気分。
ではでは。