〇TVドラマ「君が獣になる前に」
(2024年4~6月 ドラマ24 全12回)
―あらすじ―
「The Beast」と呼ばれる地下鉄構内毒ガステロ事件。
その実行犯は、若手人気俳優の”希堂 琴音”だった。
幼なじみである”神崎 一”は、彼女と仲が良かった若手俳優”宮ノ森 真由”らとともに犯行動機を調べ始めるが、何者かに皆排除されていく。
神崎も銃撃されてしまうが、目を覚ますと事件発生直前の地下鉄出入口前に再び立っていた。
意を決して地下鉄構内に走り出した神崎の先には、「獣」になる前の琴音がいた。
―雑 感―
原作漫画完結済み。
週刊誌連載中に読んでいたが、購入しなくなったので顛末不知。
30分/話でトントン物語が進むし、物語ループ後の展開が気になる。
1回目:事件後、仲間と犯行動機模索中に銃撃×。
2回目:直前の地下鉄出入口に戻り、現場突入×。
3回目:10日前の自宅に戻るが×。
4回目:再び10日前の自宅。
4回目の展開、これでいいのだろうか?
ガスは簡単に入手でき、初めて行く隠れ家にさらっと侵入して対峙、ちゃんと描け。
「歴史が変わった」という言い方はおかしくないか?「未来が変わった」じゃないか。
顛末はアリだと思うが、ループする度に犯行動機が極めて個人的な問題に収束していくように思う。
大規模な事件のまま顛末を迎えるなら、もっと丁寧にしっかり描いて欲しかったし、未来が変わり、動機が明らかになっていくなかで、事件の規模感が小さくなっても良かったのではないか。
ではでは。