〇映画「99.9 -刑事専門弁護士- THE MOVIE」
(2021年 119分 日本)
―あらすじ―
斑目法律事務所に所属する弁護士の深山 大翔は、常に事実だけを追求し、99.9%逆転不可能と言われる裁判で無罪を勝ち取ってきた。
そんなある日、彼らの元に15年前に起きた毒物混入ワイン事件に関する依頼が、、、。
その事件には、新所長である佐田と旧知の弁護士南雲、そして娘のエリが関わっていた。
深山たちは、事件があった村の青年たちの協力を得ながら再調査を進め、やがてある可能性を突き止めるが、それはあわや新たな「えん罪」を生むという窮地に追い込まれてしまうものだった。
―雑 感―
物語の緊張と緩和がバッチリ、冒頭もテンポ良く展開が進む。
登場人物は多いが、TV版でしっかり各者のキャラクターが確立しているので、ワンポイント出演でも、各人のやりとりを安心して観ていられる。
結構、重たい真相(顛末)が明かされるが、各関係者の心情(怒りや懺悔)やそれに対する世間の反応があまり描かれていないのは残念。
描かれる事件の動機は幼稚なものだが、その後の展開が結構人でなしの内容、なのにサラッと描かれているので、観終わった後余計不気味に感じた。
ではでは。