映画「ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー」

プライムビデオ

〇映画「ホラーマニア vs 5人のシリアルキラー」

(2020年 101分 カナダ)

 ─あらすじ─

 ホラー雑誌副編集者ジョエルは、ルームシェアする女の子を送ってきた色男を追って、怪しげなバーに。

 調子に乗って飲んで泥酔して目を覚ますと、閉店後の店の奥から声が。

 それは自らの体験を話し、悩みを打ち明けあうグループセッション。

 だが、参加者はシリアルキラーたちだった。

 遅刻した参加者と間違われ、招き入れられたジョエルは、ホラーマニアとしての知識を総動員して、のらりくらりとやり過ごそうとするが、すぐに招かざる客とバレてしまう。

「誰が、侵入者をどうやって始末するか」で、もめ始めるシリアルキラーたち。

 ジョエルは隙をついて逃げ出すが、生きて帰ることはできるのか⁉

―雑 感―

 英題は「VICIOUS FUN」。

 グーグル先生では「悪質な楽しみ」となるが、「悪ふざけ」ということだろうか。

 邦題は、内容を端的に現していいと思うが「ホラーマニア」でなく「ホラーおたく」でいいような。

 B級映画と思って、まったり見始めた。

 が、特に前半のストーリー展開というか、導入もしっかりしていて、そう来るか!と感心した。

 後半は、テイストが異なってくるが尻すぼみというか、観る側のまぁ想像通りの展開。

 グロテスクな表現もあるが、ちょこちょこコメディ要素もあって、緩急つけてる感じもいい。

 「間抜けだから、必ず一人は取り逃がす。」などなどは、ホラー映画あるあるか。

 有名ホラー作品に詳しいほど、ニヤリとする場面が多くなるかと。

 ということは、邦題の「ホラーマニア」って、主人公だけでなく視聴者も指しているのか。

 ではでは。

 観た後、検索したら「ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(BIFFF)2021にて ゴールデン・レイヴン賞 (グランプリ) & 観客賞」をW受賞してた。