〇映画「ジョン・ウィック チャプター1」
(2014年、101分、字幕版、アメリカ)
─あらすじ─
かつて、裏社会にその名を轟かせた凄腕の殺し屋ジョン・ウィック。
5年前に出会った最愛の女性と平穏に暮らすため裏社会から引退するが、妻となったその女性は病に倒れ、ジョンは生きる希望を失う。
生前、彼女はジョンを心配して、自身の死後に子犬デイジーと手紙が届くよう手配していた。
その矢先、ジョンの愛車1969年式フォード・マスタングを狙ったロシア系若者に家を襲われ、車だけでなく子犬の命まで奪われてしまう。
大切なものを踏みにじられたジョンは、復讐のために裏社会へ戻ることを決意する。
─感想─
冒頭こそゆっくり時間が流れるが、その後はガンガンとアクションが続く。
その間に登場人物や不戦協定のあるホテルコンチネンタル、時折使用される金貨など魅力的な設定が織り込まれている。
物語はシンプルで、あまり考えずに見れる映画らしい映画と思った。
こりゃ、続編つくられるわと思った。
〇映画「ジョン・ウィック チャプター2」
(2017年、122分、字幕版、アメリカ)
─あらすじ─
復讐劇から5日後。
伝説の殺し屋ジョン・ウィックは、イタリア系マフィアのサンティーノから姉殺しを依頼される。
平穏な生活を望むジョンは依頼を一蹴するが、怒ったサンティーノはジョンの想い出の詰まった家を破壊してしまう。
な愛犬と共に一命をとりとめたジョンはサンティーノへの復讐を開始。
だが、命の危険を感じたサンティーノが、ジョンの命に7百万ドルの懸賞金を懸けたことから、全世界の殺し屋がジョンを狙い始める…。
─感想─
冒頭は、前作で復讐を果たしたロシア系マフィアから、1969年式マスタングを取り戻す展開。
取り戻す理由は、その後に。
からのイタリア系マフィアの内紛に巻き込まれ、結果的に自身の命が狙われることに。
物語の半分以上が、格闘・銃撃戦。
凄いけど見ていてやっぱり飽きてくる。
引退にあたって、かつてサンティーノにどんな協力をしてもらったかの説明が欲しいなぁ。
それから、前作から5日後の設定でそんな回復できる?
2週間後、1ヶ月後の設定でもよかったんじゃないの。
チャプター2の結末が、そのままチャプター3に継続する展開なので、そこもちょっと。
1作目の満身創痍の状態から、ほぼ回復せずに2作目に突入。
2作目でも新たに負傷した状態で、3作目に突入ってどうなのよ。
細かいことは置いといて、映画らしい映画ということにはかわりないが。
興行収入は前作が8千万ドル超、今作が1.7億ドル超とのこと。
〇映画「ジョン・ウィック チャプター3 パラべラム」
(2019年、131分、字幕版、アメリカ)
─あらすじ─
前作でコンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋、ジョン・ウィック。
全てを奪ったマフィアへの壮絶な復讐の先に待っていたのは、裏社会の秩序を絶対とする組織「ハイ・テーブル」からの粛清だった。
1,400万ドルの賞金首となった男に襲いくる、膨大な数の刺客たち。
満身創痍となったジョンは、生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わしたソフィアに協力を求めるため、モロッコへ飛ぶ。
果たしてジョンは窮地を脱出し、再び自由を手にすることができるのか!?
─感想─
復讐のため引退を撤回し、目的を達成するチャプター1、再び、静かに暮らす自由を求めて戦うチャプター2。
が、その結果、所属していた組織「ハイ・テーブル」に追われることとなる本チャプター3。
監督が日本びいきらしいが、本作で登場する忍者や日本人の描写がよくあるアメリカ映画と一緒で笑う。
ワンカットだけ真田 広之氏が出演するも、、、チャプター4に出演?
一方で、ジョンの過去の一部が明かされるなど次作への伏線と思われる部分もある。
ステージは、NY→モロッコ→NYと代わるが、ジョンがマーベルヒーロー並にタフすぎる。
チャプター4は2023年3月公開、チャプター5も制作決定だそうだが、個人的にはそろそろシリーズの幕引き時かなぁと思う。
スピンオフの「ホテルコンチネンタル」、ジョンが過去に属していた組織の一人「バレリーナ」の物語が見たい。
興行収入はチャプター1が8千万ドル超、2が1.7億ドル超、3が3.2億ドルとのこと。
ではでは。