〇映画「マネーボール」
(2011年 133分 アメリカ)
―あらすじ―
選手から球団フロントに転身し、若くしてアスレチックスのゼネラルマネージャーとなったビリー。
彼は、自分のチームの試合も観なければ、腹が立てば人やモノに当たり散らす風変わりな男。
ある時ビリーは、インディアンスのオフイスでイエール大学卒のピーターと出会う。
彼が主張するデータ重視のチーム運営論に貧乏球団が勝つための突破口を見出し、周囲の反対を押し切って後に“マネーボール理論”と呼ばれる戦略を実践していく。
当初は、結果が伴わず周囲から馬鹿にされるが、ビリーの熱い信念と挑戦することへの勇気が、誰も予想することの出来なかった奇跡を起こす。
―雑 感―
マイケル・ルイス氏の原作未読。
奨学金付きの大学進学と契約金付きの野球選手で迷い、そして成功しなかったビリー。
物語も試合に勝つために”理論”を実践する描かれ方もなんか薄いように感じる。
”理論”のおかげで連勝するも、”理論”だけでは地区チャンピオンにはなれず、ワールドシリーズ出場も叶わない。
とはいえ、結果をだしたビリーは、レッドソックスから高額の契約金でGM就任を誘われる。
ピーターからは背中を押されるが、結局アスレチックスにとどまる選択をする。
その後、レッドソックスはワールドチャンピオンに。
最後のシーンで流れる、別れて暮らす娘さんによる歌からすると、公私に渡って「パパは失敗だらけ」という理解でいいだろうか。
吹き替えと日本語字幕に感謝。
ブラット・ピット氏を観るための映画だったな。
原作読むか。
ではでは。