映画「ハンガー・ゲーム」

プライムビデオ

〇映画「ハンガー・ゲーム -The Hunger Games- 」

(2012年 約144分 アメリカ)

 ─あらすじ─

 独裁国家パネム。

 この国の統治者は、毎年12の地区から若い男女ひとりずつを選出し<ハンガー・ゲーム>というイベントを実施していた。

 全国にテレビ中継されるその競技は、24人のプレイヤーが闘技場に投げ出され、最後のひとりになるまで戦う究極のサバイバル・ゲーム。

 第74回の開催に選出された幼い妹に代わり、第12地区の代表に自ら志願したカットニス。

 同郷のピータとともに人生のすべてを懸けた戦いに身を投じていく・・・。

 ―雑 感―

 原作は10年くらい前に読了。

 全3作で、各上下巻で結構なボリュームだった。

 大筋は覚えてるが、内容はほとんど忘れた。

 映画も3部作かな?

 冒頭から不穏な導入、結構原作の再現度が高いように感じたが、2時間超えはうーん。

 前半の選抜、お披露目、訓練と展開が早いのはいいが、後半の24人によるサバイバル・ゲームはあっさり人が減っていく。

 カットニス、ピータ以外の各地区代表男女22人の掘り下げはほぼない。

 しいていえば、カットニスと絡むルーだが、合流、別れはあっさり。

 ルーとの別れにより同郷住民の「無言の抵抗」という象徴的なシーンがあるがこれも短い。

 もっと悲しみを表現すればいいのに。

 小さなきっかけ(治安員が住民を移動させるとか)で、暴動シーンに行って欲しかった。

 スポンサー獲得で、参加者にアイテムが与えられるというアイデアもカットニスとピータ以外に対しては描かれない。

 折角前半で、話を振ってるのにあんまり意味が無いな。

 視聴者を飽きさせない、反感をかわないように瞬時にルールを変え、虚像がショー的に作られてく様は業界に対する皮肉としても面白い。

 統治者の冷徹な様の表現は抑えられているようなにも思うが、老獪でこれはいい。

 面白い映画と思うけど1作目で勝者まで決まるのか、後2作持つんかな。

 原作どうやったっけ。

 ではでは。

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