〇音声書籍「風間教場」
(2019年12月単行本、2020年12月文庫・電子版、同年1月音声版 長岡 弘樹 著)
―あらすじ―
最後の退校希望者は、誰だ?
必要な人材を育てる前に、不要な人材をはじき出すための“ふるい“、それが”警察学校”。
第102期短期課程の仮入校を控えるなか、新任の久光校長が教官の風間に命じたのは「退校者ゼロ」の教場作り。
本入校後、1人でも落伍者が出た場合は、責任者の風間に辞めてもらうと言い渡す。
刑事指導官時代に現場を共にした平優羽子を助手教官、第98期の卒業生・宮坂定を現役警察官兼生徒の「世話係」に迎えたが、備品の紛失・生徒の情緒不安定など問題が続出する。
生徒を厳しく指導して“ふるい“にかけ、資質がない者と判断するや即はじき出してきた“鬼教官 風間”は、この難題にどう挑むのか!
―雑 感―
タイトルからシリーズ何冊目かわかりにくいが、本作は4/6作目。
物語は再び、警察学校の教官である風間公親。
既刊のように各章に主人公がいる短編ではなく、ひとつの物語でいいのかな。
序盤、なかなかのことをある人物に背負わすけど、インパクト強すぎ。
そして、終盤明らかになる“卑劣“というか”下劣“な行為に対する処遇はちょっと疑問。
粛々と判断し、自らも、、、ではないかと。
シリーズを引っ張りたいから?と勘ぐってしまう。
それから、語るべきエピソードがあると思うんだけど、そこは語らないのか。
読んで察しろ言うことか。
ではでは。