〇音声書籍「教場0(ゼロ) -刑事指導官 風間 公親- 」
(2017年9月単行本、2019年11月文庫・電子版、同年12月音声版 長岡 弘樹 著)
―あらすじ―
鬼教官誕生の前日譚。
T県警では、各署所属のキャリア三か月の刑事の中から1名が選ばれ、定期的に本部に送られる。
待ちうけるのは指導官・風間公親による「風間道場」。
風間とともに殺人事件の現場を捜査しながら、三か月間みっちり指導を受ける。
卒業生はエース級の刑事として活躍しているが、見込みがなければ交番勤務に戻されると噂される。
後のない新米刑事たちは、背水の陣で事件に臨む!
―雑 感―
主人公の時系列をナンバリングタイトルにするからかりにくい。
出版順であれば、本作は3/6作目。
短編で全6話。
警察学校教官になる前、刑事の風間公親と新人刑事6人が事件を解決する物語。
第1話が“とんち“的に結末するので、えーーと思ってしまった。
前作・前々作で築いた警察学校というリアリティが、、、。
描かれる事件は、顔見知りの犯行で、動機もシンプル。
まぁ、リアルと言えばリアルかも。
6話を通した事件もないし、あっさり過ぎて物足りない。
隻眼となるエピソードは、本作で語られる。
ではでは。