〇音声書籍「破門」
(2014年2月単行本、2016年11月文庫・電子版、2017年1月音声版 黒川 博行 著)
―あらすじ―
映画製作への出資金を持ち逃げされた、二蝶会の桑原と建設コンサルタントの二宮。
出資金回収のため、失踪したプロデューサーを追い、関西・マカオを奔走する。
途中、邪魔なゴロツキを桑原は病院送りにするが、なんと相手は本家筋の構成員だった。
組同士の込合いとなった修羅場で、桑原は生き残りを賭けた大勝負に出るが、、、。
―雑 感―
以前から気になっていた疫病神シリーズ。
今まで拝読したことはなかったが、シリーズの5/7冊目を聞いてみた。
マカオの描写からすると物語は2000年代中後半だろうか。
マンガの「某金融道」やVシネの「某帝王」で読んだような、観たような内容に感じたので、会話等を含め面白いと思うが、新鮮味はあまり感じなかった。
書籍版を読もうか迷う。
以下、朗読で気になったこと
・朗読者は男性と女性ペアを基本にするべき。
・朗読は、アクセントや会話のテンポが気になって没入感が削がれてしまう感じがする。
・本作の場合、男性1人が男女15人以上を語るが、1場面に複数人が登場すると各人物の違いがわかりにくい。
・朗読なので、会話がゆっくり。1.2倍速でも聞いたが違和感がもっと強くなった。
・オーディオブックは、感情を排した伝記とか実用書の方が相応しいと思う。
ではでは。