〇電子書籍「AX -アックス- 」
(2017年7月発表、2020年2月文庫・電子版 伊坂 幸太郎 著)
―あらすじ―
「兜」は超一流の始末屋だが、家では妻に頭が上がらない。
高3の一人息子の克巳もあきれるほどの恐妻家。
兜は、克巳が生まれた頃には、もうこの仕事を辞めたいと考え始めていたが、色々あって今も仕方なく仕事を続けている。
こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。
―雑 感―
最初に、以下は個人の意見。
あーこれは、ツライ。
物語の半分くらいまで修行。
後半、なんとか戻したけど、もし、本作を最初に読んだ人が「グラスホッパー」「マリアビートル」、最新作の「777」を読もうとするのかは疑問。
物語的には、事前調査でも目立たないように行動するのが基本のような気がするけど、そうではない書きぶりだったので、とてもモヤモヤした。
巻末の解説に少し事情が記載されているが、購読者には関係のない話で著者と出版社の事情。
新たな試みに挑戦したのかも知れないが、本作は第1・2作に比べてアカン。
ではでは。