〇電子書籍「さらば愛しき女よ」
(1940年発表、1983年5月文庫版、2012年9月電子版 レイモンド・チャンドラー著)
―あらすじ―
出所したばかりの前科者“大鹿のマロイ”。
以前別れた女性が働いていた店を訪ねるが、店主とトラブルになり逃亡する。
彼に強引に店に引き込まれたうえ、トラブルに巻き込まれたマーロウは警察の取り調べを受けることに。
“大鹿のマロイ”に興味を持ったマーロウは、探している別れた女性の素性を調べ始めるが、、、。
―雑 感―
「私立探偵フィリップ・マーロウ」シリーズ長編第2/7作目。
3/7「高い窓」、6/7「The Long Goodbye」、4/7「湖中の女」、7/7「プレイバック」と続いて5冊目。
本作もマーロウが第一発見者かぁと思ってたら、警察官と一緒に第一発見者になることも。
そして、登場人物は男女問わず酒・タバコ好き。
独特なマーロウの言い回しには相変わらず慣れないので、読み飛ばす。
得体の知れない男を仮名で呼ぶのはいいが、一緒に行動してるのにまだ、仮名で物語が進行するのはどうかと思うなぁ、これは慣れるけど。
ちょっと都合の良すぎるような気もするけど、本作は色々な警察官が登場する。
物語というと、結構大きな弧を描いてブーメランが戻ってくるなぁという感じ。
ではでは。
残り2作。
高い窓 The Long Goodbye 湖中の女 プレイバック BIG SLEEP The Little Sister