〇電子書籍「特捜部Q -自撮りする女たち- 」
(2018年単行本・電子版 ユッシ・エーズラ・オールスン著)
―あらすじ―
特捜部Qは、カール・マークをリーダーとする未解決事件専門の部署。
検挙率が芳しくないとの理由で解体が噂されるなか、ローセの不調も続き、チームの士気は下降気味。
ある日、引退した元捜査課長から「最近発生した老女撲殺事件が、未解決の女性教師撲殺事件に酷似している。」とカールに電話が入る。
元上司の懇願に、カールら特捜部Qの面々は重い腰を上げる。
折しも署内は、失業中の若い女性を狙った連続ひき逃げ事件が発生し大わらわ。
その隙に新旧双方の撲殺事件の捜査を勝手に始めたものの、カールが経験もしたことがない事態に…。
―雑 感―
以前から拝読している“特捜部Q”のシリーズの7/8作目。
“迷宮入りしている事件+α“、”発生中のひき逃げ事件+α“、“特捜部Qメンバー・ローセ“の3つ物語が同時に進行する。
既刊の次作の内容は不知だけどタイトルが“アサドの祈り”なら、本作は“ローセの葛藤”とか“ローセの闘い”とかでもいいんじゃないかなと勝手に思った。
外国作品特有の読み応えがあり、かつ、結構内容が重く、拝読に時間もかかった。
でも、次作も読みたいシリーズ。
ではでは。