〇「Tokyo Year Zero(トーキョー イヤー ゼロ)」
(2007年刊行 約357ページ デイヴィット・ピース著)
昭和20年の終戦前後に発生した小平(おだいら)事件を題材にしたミステリー?サスペンス?
外国人作家らしく膨大な文章量。
A5ハードカバーで1ページ2段組みの文章量。
原文(英文)がそうなのか、日本語訳文章が中々読みにくい。
2007年の刊行なのに戦前の小説かと思うような、擬音(カタカナ)・文言の繰り返しが、そこここに。
ネットで筆者を検索してみると、太宰治、芥川龍之介など古典文学からも影響を受けているそうなので、この書きぶりはもしかしたら作者の狙いかも。
舞台は、昭和20年終戦前後の東京。
内容は、小平事件捜査に関わる警部補の目線から、戦後の混乱期を生きて行く自身の苦悩や敗戦による屈辱的な感情、捜査の過程で現れる人々の生活が描かれている。
正直読みにくい文章で、217/357ページで止まってしまったが、、、。
2作目「Tokyo Year Zero Ⅱ トーキョー・イヤー・ゼロ Ⅱ」は2012年発売ですでに絶版、3作目「Tokyo Redux トーキョー・リダックス」は、2021年8月に出版され購入。
2作目の中古本を探してるが、5千円前後と発売時の倍以上となっているので様子見。
3部作読み切ろうと思うが、1作目がこのような状態で読み進まない。
ではでは。