TVドラマ「悪女について」

TVドラマ

〇TVドラマ「悪女について」

(2023年3月 土曜ドラマ 全2回)

 ―あらすじ―

 虚飾の実業家、富小路 公子が自社ビルから謎の転落を遂げた。

 小説家の梶谷 亜弥は、公子の実像に迫る悪女小説を執筆しようと関係者に取材をするが、思わぬ証言の数々が彼女を動揺させる。

 巨額の富を築いた公子の原点は、16歳の時に遡り3人の男の出会い、息子を2人授かっていたのだ。

 息子たちは、誰の子どもなのか?

 悪女と呼ばれても貫いた一人の女の生き様が明かされていく。

 ―雑 感― 

 時代も1980年代後半のバブル期から2011年の東日本大震災、そして現在へと流れていくが、物語の違和感が強い。

 そもそも語られる公子像が古くさく、追いかける側とのギャップに戸惑う。

 公子には強かさを感じるが、痛快な成り上がり感もない。

 華美に過す現代の公子が、醜悪な最後を自ら遂げるのはどうかと思うし、追いかける側のきれい事智言える結論もなんだかなーと思った。

 女心をわかっていないと言われればそれまでだが、、、。

 最後に1978年の原作(未読)を現代に置き換えているとのテロップで、物語全体に感じる違和感に納得。

 ではでは。

 学生時代は、男女ともに相応の年齢の俳優が演じるべき。