TVドラマ「アトムの童(こ)」

TVドラマ

 〇TVドラマ「アトムの童(こ) 」

(2022年10~12月 日曜劇場 全9回)

 ―あらすじ― 

 安積 那由他は「ジョン・ドゥ」名義で、ゲームを制作していた若き天才開発者。

 誰もその素顔を知らないことから「ゲーム業界のバンクシー」と称される存在だった。

 しかし、現在はゲーム開発からは離れ、自動車整備工場で働いていた。

 一方、老舗玩具メーカーの「アトム玩具」は、少子化や価格競争などの影響で廃業の危機を迎えていた。

 経営再建を目指すため、ゲーム制作への参入を模索するアトム玩具は「ジョン・ドゥ」とコンタクトを取ろうと奔走するが…。

 ―雑 感― 

 仕方がないが、序盤の展開が都合良すぎる。

 玩具のキャラクターが魅力的を力説するのに演者のキャラクターが薄っぺらい。

 随所で物語のキーマンとなる敵役の社長の人物像説明がほぼない。

 丸々1話使って、敵役社長の過去を描いたら、観る側として感情移入出来たような気がする。

 後半、物語の展開が株主総会中心になり、面白くない。

 株主総会の場を仕切るのが、途中でゲーム製作に加わった安積というのは違和感しかない。

 株主総会を伏線に別の展開を走らせるべき。

 これは、打ち切りと言われても仕方が無い。

 ではでは。