〇TVドラマ「ファーストペンギン!」
(2022年10~12月 水曜ドラマ 全10回)
―あらすじ―
時は平成24年。
『家なし、金なし、仕事なし』だった岩崎 和桂は5歳の息子“進”を連れて、港町の観光ホテルで仲居として働いていた。
ある日、漁協の組合長の古希を祝う宴会場で、和佳の機転と働きぶりに感心した「さんし船団長」の片岡 洋は、彼女に「浜の立て直し」を頼み込む。
洋は、高齢化が進む漁師たちと漁獲量も減りゆくばかりの港の窮状を憂い、密かに危機感を募らせていたのだ。
アジとサバの違いもわからない和佳は、未知なる“漁業の世界”に飛び込むことに尻込みするが、、、。
―雑 感―
ビジネス誌で取り上げられていた奮闘記が、原作と思ってたけどHPには奇跡の実話を元にしたオリジナル脚本とのこと。
原作と表記できない程、脚色がなされてるのかとちょっと不安。
でも、物語の中心はビジネス誌で読んだものと同じように思し、脚色もあると思うが、実際そうだったんだろうなと思うシーンも多く、感情移入もしたし展開も面白かった。
ちょっと気になったのは、登場人物が多いからか、あんまり個人のバックボーンが語られない。
和桂が、前例のない業務を開拓していくが、学生時代の挫折感と仕事に対するロマンだけでは説明がつかないほどの仕事っぷりと突進力。
あと、船団長の妻と息子のことは語られるけど、娘2人と和桂ママ友”さよ”のことは、ほとんど語られなかった。
世相を取り込み、視聴者も考える良作と思うけど、放送時話題になったんだろうか。
ではでは。