〇TVドラマ「顔だけ先生」
(2021年10~12月 土ドラ 全11話)
―あらすじ―
舞台は、私立菊玲学園高等学校。
課題山積である教育現場の教師たちの負担を減らすために雇われた非常勤講師の遠藤(24)。
彼は、出勤前にリバーラフティング、授業は自分が好きな関ヶ原の合戦屏風語り、食事のためのマイタケ狩りなど先生らしいことは一切しないし、空気も読まない、が「顔だけはいい」先生だった。
決意を現すため丸坊主にした女子生徒、教師全員にコスプレでの授業を要求する保護者、赤ちゃんを連れてきた男子生徒など、日々課題が発生するなか「好きなことに全集中」という生き方を貫く「顔だけ先生」によるわきまえない発言や行動に学年主任の亀高は振り回されていく。
悩みをこじらせた生徒たちなどに対し、ある意味こじらせた「顔だけ先生」は一体どのような科学反応を起こすのか?
―雑 感―
深夜枠の学園ドラマ、コメディ要素強めで結構面白かった。
「顔だけ先生」は整っているけど、なんか「は虫類」をイメージするな。
自分の興味最優先&独自論で仕事も生活水準も必要最低限でいい、男前の非常勤講師。
そんなクセ強めの「顔だけ先生」が、生徒たちなどのひと癖ある悩みを一緒に考えていく。
そして、悩める生徒たちなどと「顔だけ先生」に振り回される学年主任。
あえて触れるが、職員室にしか出勤しない教師というフレーズも切なかったが、家庭の事情で自主退学する生徒の提案で10年後を想像して同窓会を行うが、当人は幽霊として来るというくだりはもっと切なかった。救いのある顛末で素直によかった。
しかし、「顔だけ先生」の20代前半設定は無理ありすぎでしょ。
自由人を10代半ばで経験しないと辻褄があわないよ。
ではでは。