〇TVドラマ「家出娘 -ran away girl-」
(2022年3月 特集ドラマ 45分)
―あらすじ―
地方の街に住む小学5年生のはるかは、3年前に母を亡くし、現在は父と二人暮らし。
ある日、父に再婚話が浮上し、それに怒ったはるかは衝動的に家出を敢行。
行き先は、“母の妹”である叔母の和歌子が住む東京だった。
数日間、和歌子の部屋で共同生活を送ることになったはるか。
何気ない日常を通して、二人はいつしか疑似親子のような関係になっていく。
そんな中、はるかは和歌子の元へやってきた理由、そして誰にも言えなかった“秘密の質問”を和歌子にぶつける。
―雑 感―
第45回創作テレビドラマ大賞作とのこと。
小学校高学年の関西弁の女の子が、父とケンカして東京(新大久保?)にいる母の妹の元に。
家出にあたって、母親の遺影と位牌で一瞬だけ思案して位牌とは小学生ながらシブい。
せめて手を伸ばして迷って欲しかったし、持ち出すとしても遺影じゃないのか。
親元(地方)→叔母(東京)→祖父母(地方)→親元(地方)と巡るなか、日常と感情が静か流れていく。
残された者の感情が爆発するのは、物語のなかで一時だけ。
実際それでいいと思うし、残されたことばかり考えては日々を過してはいけない。
似た境遇の者としては、時間経過しか薬にはならんかなと思う。
最後に「日本では、1日平均10人以上の子どもが親を自死で失っていると推計される。」と表示されるけど、これが協力に「あしなが育英会」がクレジットされてる理由か?
創作テレビドラマ大賞なのにその推計の明示いるかなぁ。
最後の最後でモヤモヤする。
ではでは。