TVドラマ「絶叫」

TVドラマ

〇TVドラマ「絶叫」

(2023年6月 ドラマらぼ 全4回)

 ―あらすじ―

 東京・国分寺のアパートで飢えた飼い猫たちに喰われた遺体が発見される。

 “よくある孤独死”と処理されそうになるが、猫たちにトイレの“しつけ“がなされていない様相に違和感を抱いた刑事・奥貫 綾乃は、鈴木 陽子名義の通帳から彼女の人生を追いかける。

 その一方で、国分寺署の捜査班はNPO法人代表・神代 武が惨殺された事件の捜査に奔走していた。

 ―雑 感― 

 原作小説未読。衛星放送制作でドラマ化、深夜の地上波へ。

 物語が重たい、ただただ重たい。

 時代背景は2010年以降ではあるが、昭和的な展開で観ていてツラく切ない。

 保険外交員という職が厳しいのは、営業を受けた側として何となくわかる。

 ええ役なのに関西弁ヘタすぎる。

 最後の最後で「本当は誰かに見つけて欲しかったのだ。」と語るが、これどうなの?

 自分の身と心を削り、あそこまでさせて最後に語らせた心情がこれとは。

 もう、疲れたのだろうという考え方もできるが、最後の最後で原作者が力を抜いたと思ってしまった。

 再訪問で奥貫は閉店を知る、とする顛末にして欲しかった。

 ではでは。