〇TVドラマ「アスリッドとラファエル -文書係事件録- 」
(2022年7~10月 ドラマ 全10回)
―あらすじ―
パリの犯罪資料局に勤める文書係のアストリッド。
彼女は、子どもの頃に自閉症と診断されたが、その頃に強い興味を持ったのが「パズル」だった。
警察官だった亡き父を通して触れた捜査調書は、アストリッドにとってまさにパズル。
示された手がかりを分析、解明していくと事件の真相が現れるのだ。
彼女は、その捜査調書によって、ずばぬけた知識と論理的な思考を持つようになり、いまやその知識は犯罪科学の専門家の域に達しているが、その疾患から人づきあいを避け日々を静かに過している。
一方、警視ラファエルは、少々がさつなところもあるが、経験と鋭い直感、抜群の行動力で犯人を追い詰める敏腕刑事。
ある医師の不可解な死亡事件を捜査中に、アストリッドから過去の類似事件の資料を提供される。
そのたぐいまれな才能に気づいたラファエルは、アストリッドに捜査への協力を依頼。
2人はお互いの違いを受け入れ補い合い、友情と信頼の絆を深めながら事件を解決していく。
―雑 感―
女性2人によるバディ物。
所作が素晴らしいからか、アスリッドが辛いシーンは、観ているこちらも辛い。
毎回、何となく犯人はわかるが、事件等々にひとひねり加えてあって、専門家の知識がフィードバックされていることを感じる。
2人の距離感が少しずつ縮まるのは観ていて心地よい。
個人的には、第7話のアドベンチャー演出がお遊びがすぎるのと第10話の事件の結末の展開が粗いような気がした。
でも、海外ドラマによくある良質な物語で、続編が製作されるのも納得。
ではでは。
10年前ぐらいに「ATARU」ドラマがあったな。
もっとコミニュケーションがとれない人物設定だったが。